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立ち呑み日記・リピーター [おでかけ]

植え込み前のベンチに席を見つけて、やれやれ。

ただ今東京ディズニーランドに、13歳のムスメのなかよし、ユリナちゃん母娘とともに来ていて、子どもらはディズニー・キャラクターを描く講座アトラクションに入ったところ。

これ、ファストパスを有効に使う手腕にぬきんでたユリナちゃんのオカーサンの指示によりこちらのオカーサン(ワタシです)が朝イチで予約の列にすべりこんだため実現可能となりました。

その間、子どもらはまっしぐらに「スペースマウンテン」へ走り、ユリナちゃんのオカーサンはといえば「ビックサンダー・マウンテン」のファストバスをとってからシアターの抽選に行き(残念ながらはずれたそう)、朝8時だというのにもう人員整理係が出ているポップコーン屋台の大行列のしっぽをつかんでいます。

東京ディズニーランド、うちの二匹は人生お初、ワタシもまた、30なん年前の開園の年に大学のサークル仲間と来て以来です。

(楽しかったなあ)(やたらキャーキャーしたなあ)(きゃぴきゃぴもしたなあ、ミニーちゃんの耳つけて)
とは思い出しますが、園内地図などは忘却の彼方。

ユリナちゃん母娘はもう数えきれないほど来ていて、園内を熟知すること庭のごとし。

見回せば、クリスマスの25日のことで、中学高校生のグループないしはカップルが、そりゃもうつくだ煮になりそうなほどひしめいてます。

それぞれディズニーキャラクターを折りこんだおそろいルックがお約束のようです。

その多くのみなさん、冬休みはもう始まっているはずなのに、ベースに着ているのが学校制服なのはどうしてなんだか。

それともあれって「なんちゃって制服」なんでしょうか。

いずれにしても、おそろいのトレーナーやら格子模様のミニスカートやらミッキーの耳やらをまとってテレンコ、テレンコ歩いている。

もしくは、ベンチにまーったり腰掛けている。

なるほどなあ・・
と、気づきましたが、彼らは東京ディズニーランドへは子どもの時から何度も来ているんですね。今更焦ってアトラクションにがつがつ乗ることもない。

でもまあせっかくのディズニーランドだし、おしゃべりしながら行列し、あるいはファストパスで長蛇の列を横目に小気味よく優先的に乗り、おみやげ屋を十二分にひやかし、ポップコーンを、アイスを、ミッキーの形したハンバーガーを、ほおばる。

「ちょっとまじうざい」
と、つい今しがたワタシの横のベンチで、おたがいのホットドッグやピザを二人であーんし合って味見していた十代カップルの女の子が、自分の胸元のダッフィーというクマのポシェットの中へ気安く手をつっこんだカレシへぴしゃりと言いました。

「こんなものとってあンの?」
と、カレシが勝手に取り出したのは、これまでに来た東京ディズニーランドの入場券ざっと10枚。

「いいじゃんあたしの記念なんだし。さわンないで」

この10枚の中には、前のカレシと来たときのもまじっているものなんだか。

今回また1枚加わって、次会の1枚の時に今のカレシは横にいるのか・・

・・テナどうでもこと思い描いているうちにユリナちゃんとうちの2匹が走って戻って来ました。


写真はしばしお待ちくだされ。

前菜は、千切り山芋、牡蠣の蒸し焼き、
主菜は、牛肉ソテー、パプリカのグリル、きゅうりの糠漬け

立ち呑み日記・クロマキー [遊び]

緑色布が、どうしても
「どうッしても欲しい」
と、13歳のムスメ。

なにそれ?
と、ムスメの言っている意味がてんでわかりませんから訊ねると、なにしろ反抗期のことで実ににくにくしい侮蔑の表情を鼻に浮かべ、
「オカーサンったら無知もいいとこ」

緑色布は映画テレビの特撮で背景に用いて人物の映像を切り取り、別の背景と合成するもの、と、こう、歯の矯正器具のせいでいまひとつ発音不明瞭な早口でまくしたてたので、
「あーあれね」と、わかりました。

クロマキー、というのが正式名称で、テレビのお天気予報などでも、この手法で天気図の真ん中に立っているわけです。

そんな専門的なもの、そのへんで売ってるものなんでしょうか。ただの緑色の布なら布屋さんに行けばいいだけですが。

「布屋じゃだめに決まってるでしょ」
と、無闇にイバるムスメ。「撮影道具なのよッ」

ムスメは映画撮影に多大な関心を抱いていて、iPadのアプリで暇さえあればミュージックビデオを作成して遊んでいます。

これがまあ、同じ人物が画面に二人登場したりなど複雑なことが実に簡単に実現できるんですね。

ワタシは学生のころ8ミリ映画制作に熱中しましたが、あのころ知恵を絞りに絞ってフィルム合成したようなことが、今はローティーンがちょちょいのちょいでそれ以上のことまでが出来ちゃうんです。

ムスメは同好の士であるクラスメートのジュリアンくんとデジカメで短編映画を制作するつもりだそう。

してそのシナリオは、
「トップシークレット」で「最終稿の段階」
だそうな。

このテの自主制作の映像がまたYoutubeにざくざくあげられていて、創造心を刺激されるらしいんですね。

ジュリアンくんはお誕生日カメラの三脚を、ねだりにねだって買ってもらったそうです。いよいよクランクインも間近に迫ったところで、ムスメのほうも必要不可欠な緑のスクリーンを年末行事のプレゼント
「買って。当然の権利よね」
というわけです。

インターネットで調べたところ、80ユーロ(約1万円)ぐらいからのもよう。

「フナック」という大手量販店に行ってみると、
「うちでは扱ってないんだよなあ・・」
と、パソコン画面で念のため確認してくれた店員さん。

「個人的アドバイスだけどサ」
と、このお若い店員さんはオカーサン(ワタシです)の肩越しにムスメと目を合わせ、パリのバスチーユ界隈にカメラなど撮影関連の店が集まっていること、新品でなく中古の店を狙った方がいいこと等、先輩が後輩を導くがごとくおしえてくださいました。

「バスチーユに行ってみる」
と、ムスメは息巻いていたんですが、師走は慌ただしく、ふと気づけば飛行機に乗ってあれよという間に今回は羽田空港に到着し、ただ今わが実家で時差ボケ抱え居候が始まったところ。

ムスメを連れて、ワタシも学生時代、自主映画画製作に熱中していたころ通ったヨドバシカメラ・新宿西口カメラ総合館に行ってみました。

すると、緑色の背景用布はちゃんとありました。

フチに柔軟なスチールがついていて手品のごとく畳めたり広げたりできるタイプ1万円強ナリを、約束通りムスメにおごりました。


ごめんなさい。写真がなぜかうまく入りませぬ。


前菜は、あぶった新潟の油揚げ(厚揚げみたいな油揚げ)、ふきの煮もの
主菜は、すき焼き

立ち呑み日記・キムチのシル [食前酒]

アジア食材店で買ってみた瓶入りキムチの最後の一片をつまんだ後に、シルがずいぶん残りました。

獰猛なほど真っ赤な、辛そうなシルなんですが、このまま捨てちゃうのもなあ・・と、おそるおそるフチに唇つけてちょこっとひと口・・

・・あらまあ美味しい。

口中がカンカンしてくるまでの辛さはなく、味つけがことのほかヨロシくて、
のむおつまみ
テナ感じです。

ついもうひと口。このままごくごく飲み干してもいいくらいです。

考えてみれば、韓国・北朝鮮の方々ってキムチの残り汁、どうしてるんでしょうか・・

・・と、こう書きながら気づきましたが、本邦をかえりみれば、白菜のおしんこを漬けたらやっぱり下の方に澄んだシルが出ると思うんですけど、これまでこれをのんでみようと思ったことなどた・だ・の一度たりッともなかったです。

それはなぜなのか。

キムチのシルのほうは再利用法がいろいろあるようで、クックパットを検索したらずららららーっと出て来ました。

パリの、在仏日本人・韓国人にその名を知られた韓国料理店「韓林(ハンリン)」などは、キムチの残りシルのおかげで大成功したと言い切っていいほどです。

1970年代にフランスへわたってこの店を開いた初代ご主人が、資金の少ないところでなにか名物料理が編み出せないかと頭をひねり、苦肉の策で、キムチの残りシルに刻みネギとしょうゆを混ぜた液に、これも仕入れ値格安の鶏手羽を漬けこんで唐揚げにしてみた。

韓国にはそういう伝統料理は存在しないのだそうで、しいていうなら
「中華料理の範疇(はんちゅう)、じゃないかなあ」
とは、在パリ韓国人の友人。

「韓林」ではこの鶏唐揚げがすこぶるよろしいと、どの在仏日本人・韓国人も知ってるくらいです。

アア食べたくなってきたナ。

韓国本国では、キムチの残りシルといったら白いごはんにかけて食べるのが王道だそうな。韓国には♪真っ赤なお日さまよ、キムチの汁かけ飯かっこんでチャンギ(銅鑼)鳴らしてのぼって来い、という内容の童謡があるぐらいなんだそうです。

「かっこんで」と書いてはみましたが、実際には韓国・北朝鮮でご飯茶碗を手に持ち上げるのは禁物で、しかもご飯は箸ではなくスッカラというスプーンで食べるものですよネ。

白菜のおしんこのほうは、なぜシルをご飯にかけて食べてみようとならなかったんでしょうか。

ただまあ、おしょうゆを代表にして、お茶碗のご飯にかけまわしてそれだけ食べる、ト、こう想像すればわかりますが、お行儀がよろしくない感じがしないでもないですよネ。

とはいえ、おしょうゆに加え生卵が加わるとお行儀は別にダイジョブになるのはどうしてなのか・・

・・とまあ例によってどうでもいいことつらつら考えながらキムチの残りシルをさらにどんどんのみそうになりましたが、さすがに塩分のこと考えてやめました。

キムチの残りシルは、自家製キムチならどう再利用してもよろしいが、市販品の場合、保存料だの着色料だの化学調味料だのがごーってり添加されている可能性が高いので要注意のようです。


写真はしばしお待ちくだされ。

前菜は、鯛のお刺身、大根のバター焼き、銀杏塩焼き、おろし大根にのったいくら
主菜は、鶏レバー、ハツ、豚肉、豆コロッケの串焼き、ポテトフライ、グリーンサラダ*

立ち呑み日記・30年 [女子]

「30年ダイジョブです」
と、水漏れのあった床下の水道管の溶接をすませ、補強用プラスチックホースもかぶせたところで若い職人さんが胸を張りました。(昨日の立ち呑み日記をご高覧ください)

不具合のあった水道管は50年前のやっつけ仕事、それだって半世紀ちゃんともったというのに20年もちぢまっちゃった気が、しないでもないんですが。

「でも30年といったら永遠と言っていいほど長い年月じゃないですか」
と、きょとんとなさる若い職人さん。

そうだったなあ・・と、遠い日の記憶がよみがえりましたね。

ワタシが小学校6年の夏、
「戦後30年」
と、新聞に感慨深く特集記事が連日掲載されていたものでした・・

・・と、いいますか、正確には級友が夏休みの自由研究に戦後30年に関する新聞記事のスクラップを集めて模造紙に貼ったものを読んだんですが、
30年とは遠―い昔だなあ、
と、12歳のアタマで思ったものでした。

それが今では30年といったら
わりとすぐたっちゃう時間
テナ感覚にまでなっている。

「30年先なんてすごい未来!」
と、さっき学校から帰ってきた13歳のムスメもまた、床に細長く掘られた穴をうっとり眺めながら言い出しました。

30年たったところでもう一度掘り起こす、と、ムスメはかように解釈したらしいんですヨ。

「だからタイムカプセルいっしょに埋める」

レポート用紙をとり出して、おやつそっちのけで何やら書き始めます。

30年後といったらムスメは43歳の働き盛りにして女盛り、と、13歳のアタマで思ったかどうか。

「オカーサンにも読ませてよ」
と、のぞきこむと腕で隠して、
「ひみつッ」

タイムカプセルって、どうあっても胸がワクワクしますネ。

ワタシの同世代の友人などは、小学校の卒業記念に校庭の一角にみんなで持ち寄った記念品をポリバケツに入れて埋めたそうです。

開封は、遠―い未来(と思った)30年後。

そして先年その30年後がついに到来し、頭のはげあがった級友もいる一同と当時の担任の先生が母校に集まってスコップをふるった。

で、どうだったの?
と、興味津々身を乗り出したら、
「それがね、本ッ当に残念だったんだよ」

ポリバケツを完全密封したから万全と思っていたのにどこからか雨水が入って手紙類はくっついて全滅、みんなの声や合唱を録音したカセットテープもまたダメになっていたそうです。

30年といったら、実家の押入れなどからかつて遊んだ玩具や昔の手紙などが当時そのままに「発掘」されたりもするし、中古品屋さんにも多少のキズありぐらいで並んでいたりするくらいの時間ではと思うんですが、土中に埋めるのがやはりいけないんでしょうか。

ウィキペディアで知ったんですが、1970年の大阪万博のときにタイムカプセルが埋められ、開封はなんと! 5000年後の6970年なんだそうです。

壮大な計画ではありますが、埋めた人が中身を見られないんじゃねえ・・と、思わないこともないです。

やはり30年が一番夢と希望のある年月でしょうか。

ムスメのタイムカプセルは、小さなビニール袋に密閉されて水道管の下でモルタルの中に埋まりました。


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歩きながらパチリ。夕方6時過ぎ、パリ市庁舎の反対側です。

前菜は、トマトとゆで卵のサラダ
主菜は、七面鳥ささ身のムニエル、レンズ豆のトマト煮込み、モロッコいんげん塩茹で

立ち呑み日記・配管工事 [困った!]

ただ今配管工さんが入り、うちの階(最上階)の床下に埋められた水道管の補強工事でホコリのケムもうもうとなっているところです。

この夏の終わりに、階下のお宅で原因不詳の水漏れがあったんですね。夏の休暇で8月いっぱい家を空け、パリに戻ってみたらひと部屋ものの無残にずくずくになっていた。

この水はさらに階下、もうひとつ階下へとひと夏かけて浸み落ち、何階もの壁紙を、じゅうたんを、ダメにしたんです。

なにしろ8月のことでどこも空き家状態、バカンスから戻り、気力充実してまたがんばるゾと鍵開けて家に入ったら水浸しですからね。

みなさん目をサンカクにして、うちの扉をドンドンしました。

が、うちは日本への一時帰国では毎度ながら水道の元栓を切って行ったし、水回りに何ら落ち度はありません。

「床下よ、床下!」
と、階下の隣人が、いまいましそうにうちの床と建物の廊下を、足でドンドンしました。

うちの建物は、築350年という古色蒼然です。

ホラ、よくパリの風景というと、大通りに面して石造りに灰色の屋根の歴史ある同じような建物がずららららっと並んでますよネ。

あれはオスマン様式といって18世紀から19世紀の高級建物で、建築当時には当時まだ存在しなかった電気の到来を見越してエレベーターホールが建築されていたほどの新式。

うちの建物は1650年ごろの庶民向け建築物ですから電気のでの字も先人の頭にのぼらず、エレベーターはスペースが無いため後づけ不可能という古ぼけ具合です。

20世紀に入ってから各戸への上・下水道が設置されましたが、どうしたわけかうちの階下のお宅の天井裏に集中して配管されていて、水まわりの不具合はその頭上で起こる。

ワタシら家族の住む最上階だけはでも最近のものなんですヨ、わずか50年です。1960年代初頭に、屋根裏をデベロッパーが住居に改築して分譲した。このとき、上・下水道ともに水道管を階上へ伸ばした折にやっつけ仕事があったもよう。

9月初旬、配管工さんが腹ばいで床に耳をつけ、水音を確認しながらタイル床を叩き割りました。不具合はうちの床下でなく、玄関外すぐわきの廊下の床下にありました。

うちと向かいのお宅へと二方へ分かれるYの字に溶接してあるところから水がしみ出ていた。50年来の金属疲労です。

「マジかよーッ」
と、配管工さんはお口あーんぐり、水道管が補強用のプラスチックホースにくるまれないまま金属管じかに埋められていた。

でも、Yの字の溶接は
「芸が細かい」
そうで、
「やっつけ仕事で50年持ったんだから大したもの」
と、配管工さん。

玄関前からうちのバスルームまで電動ドリルで掘り起こして金属管を総とっかえし、Y字を力の負担の少ないT字にしてプラスチック管で補強。

工事は三日間、ひとたび仕事が始まると手際のいいこと、さすが職人芸と見惚れました。

が、8月末に起こった不具合が12月も半ばを過ぎた今やっと進捗するのがフランス、と、このあたりはとっくのとうに諦観しておりますです(しかも埋めたところへのタイル張りは別会社で今のところスケジュール未定)。


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歩きながらパチリ。

前菜は、トマトとツナのサラダ
主菜は、タリアテッラ(きしめん風パスタのミートソース、いんげん塩茹で

立ち呑み日記・カーンチ! [女子]

カーンチ! という声が、なぜか脳内で聞こえてきたのでyutubeで検索し、ここのところ「東京ラブストーリー」にハマっております。

このドラマ、懐かしいなんてもンじゃないですよネ。

1991年1月から3月までの月9で、平均視聴率22.9パーセント、最終回は32.3パーセント、だそうです。

実をいいますと今回初めて観ました。

なぜというに、当時一人暮らししていたワンルームにはテレビがなく、また、あったとしても深夜過ぎまで残業が当たり前の生活では観る時間などこれっぽっちもなかった。当時はほれバブル景気の絶頂ですから、終電後のタクシーも食事も領収書切り放題。

ドラマの東京の風景のそこかしこから、あのころの活気が伝わって来ます。

鈴木保奈美演ずる赤名リカは恋にまっしぐらの奔放さで、男女雇用機会均等法世代の若い女性たちから絶大な支持を得ました。

片や有森也実演じる、エプロンがよく似合い内向的で家庭的な関口さとみは徹底的に嫌われたようです。

ドラマの結末を先に記しますと、リカは身を引くかたちで単身ロサンゼルス支社へ、カンチは昔から好きだったさとみと結婚、彼らの高校同級生でプレイボーイの医大生三上(江口洋介)は、親の言いなりで御曹司との結婚がととのっていた医大クラスメートの元カノ(千堂あきほ)が挙式の直後に翻(ひるがえ)って復縁。

(若かったわねえみんな・・)
と、画面のこちら側で、どうあってもしみじみした気持ちにならずにいられません。

ただ、赤名リカは、初対面の男性新入社員を「カンチ!」といきなりファーストネーム由来のあだ名をつけて呼びかけたり、カンチの部屋へ夜、連絡もなしに同僚二人を連れて来たり、今の視点からすると素っ頓狂きわまりないふるまいばかりするんですね。

当時はでもリカのことを「ステキ」とアコガレても、「勘違いオンナ」とは間違っても思わなかったです。

「さとみみたいな女の子たちが普通だったから、真逆のリカが女の子たちの言いたいことをすぱっと言ってくれて支持を得た」
と、検索していたら出合った
「『東京ラブストーリー』から『失恋ショコラティエ』まで女はどうかわった?」
という興味深いレポートにありましたが。

『失恋ショコラティエ』(2014年)の主役紗絵子はさとみとかぶり、『東京ラブストーリー』の脇役でしかなかった家庭に入る女こそが、今日では女性視聴者の憧れとなっている、とのこと。

『東京ラブストーリー2015、~24年後のクリスマス~』
テのが作られたら、どういうふうになってるでしょうネ。

あるカップルは離婚し、またあるカップルは夫婦別寝室を酒席で自嘲しながらもドンと安定し、住宅ローンを払い、リストラあり転職あり、子どもは先ごろ独立し、仲間うちでたまに飲み会なんかも、ある・・

・・とこう考えれば、これはワタシらの姿。

「カーンチ!」
と、バブルから四半世紀の間にいろいろあった人生が凝縮し、今は他人のオットにして加齢臭だってまぬがれないオジサンへの呼びかけを、ぜひとも聞いてみたいです。


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ユダヤのクリスマスの起源となる行事の、この日曜夜は最終日でした。燭台にロウソクをともし、どれが最後まで残るか賭けをするのがユダヤ五千年のならわし。最初に一番長かったからといって最後まで残らなかったり、なかなか深淵です。

前菜は、雌鶏出汁の野菜ポタージュ
主菜は、プロポ(雌鶏丸ごとの水炊き)の残り肉およびニンジン・くたくた長ネギのグラタン、グリーンサラダ

立ち呑み日記・キッシュ嫌い? [晩ごはん]

「ホームパーティーが急にキャンセルになっちゃったから」
と、晩ごはん直前に、食通の親戚が、それと名の知れた仕出し屋の大きなキッシュを丸ごと届けてくれました。

「あら自分のぶんは?」
と、聞けば、肩をすくめて
「キッシュで腹ふくらませてもねえ」

あれは立食パーティーのハラの足し用食べ物、
とさえ、言い切ります。

食通のこの発言には否もなく、フランスの小学校や幼稚園では学年末文化祭のような行事というと、
偶数学年が軽食になるタルト(すなわちキッシュ)、
奇数学年がデザートになる甘いタルト、
というように分担して各家庭で焼いて供出し、校庭で立食パーティーとなるのがならわしなんですヨ。

で、ひとくち大に包丁を入れたところをみんなでどんどんつまんでいく。

「グミばっかりでなくキッシュもちゃんとお食べなさいッ」
と、立食ビュッフェのお菓子の紙皿からここぞとばかり好き放題にアゴ動かしているわが子に、どの親もピシャリと言います。

時分どきの学校行事、ちゃんとオナカイッパイにしといてもらわないと、家に何にも用意してないところで帰るなり
「おなかすいた、ゴハン食べてない」
などと言い出されても、困る。

親もまた、本日は解禁とばかりついつまみますね。

キッシュは口当たり軽くつい食がすすんでしまうけどその実バターとクリームごーってりの高カロリーなので日ごろは手を出すのをためらっているところ、
「マ、今日のところはヨシとしちゃおう」、
ト、なるわけです。

キッシュほど、好きかそうでもないかハッキリしない食べ物って、そうないんじゃないでしょうか。

美味しいか不味いかで好きと嫌いに分かれるわけではありませんゾ。味を別にした好き嫌いが、キッシュにだけはあるんです。

現に食通の親戚だって、味には太鼓判を押しながら、手を出さない。

検索して知ったんですが、関西地方のテレビ深夜番組で、
「女性は好むが男性は嫌う料理ワースト10」
という特集があり、堂々のワースト1がなんと、「キッシュ」だそうです。

その理由は、デザートみたいだがそうでもない、オナカイッパイになったのかそうでもないんだかハッキリしない、など、万事あいまいなところにあるようです。

あいまいどころか、ひとたび食べ出すと際限なくお腹に入り、ふと気づいた時にはガツンとオナカイッパイになっていて、ただ今摂取してしまったカロリーいかほどなるか・・と、後悔にうちふるえる、みごとにハッキリした食べ物なんですが。

わが身をかんがみれば、たまさかに外で一人お昼を食べる、なんていう時に、のぞきこんだカフェの本日のメニューの立て看板に「キッシュ」とあると、
(なーんだ)
と、通りすぎちゃう。

なぜというに、食通の親戚に同じく、どうせならキッシュ以外のものでオナカイッパイにしたい。味は大好きなんですがねえ・・

うちの家族一同もまた、キッシュと聞いて小躍りするほうではありません。

そういうわけで、今宵の主菜は微妙な登場とあいなりましたが、さすが名仕出し屋、とおってもヨロシく、あっという間に胃袋へ消えました。


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地球温暖化に関する会議がパリで開かれ、そのイベントとして温暖化の影響でとけているというグリーンランドの巨大な氷がパリ・パンテオンの前に陳列されています。この秋冬は例外的に暖かいので、もう何日かたってずいぶんとけてしまいました。はっ。これが温暖化・・

前菜は、ニンジン千切りサラダ
主菜は、サーモンのキッシュ、いんげん塩茹で、グリーンサラダ、鶏ローストの残り

立ち呑み日記・イケアの家具 [困った!]

イケアの、寝室用小タンスが届きました。

正確には、届いたのは自分で組み立てるキットです。縦長の物入れで、引き出しが6つ。これまで使っていたものが(イケアのではないです)壊れて惨澹たる状況だったんです。

みなさん、イケアの家具、組み立てたことあります? ワタシは友人(フランス人女性)の手伝いで経験済みでした。

彼女は理系の研究者で、理詰めにはめっぽう強いものの手作業に縁遠いという女性、そこへ理詰めにも手作業にも縁遠い女性(ワタシです)が加担してどうなるものかとあやぶみましたが、実に難なく完成しました。

このときおしえてもらったのが、
「台所からありったけの小皿を出して来て釘など細かい部品をまず仕分ける」

イケアのキットには、ネジや留め金など細かい部品をまとめた袋が入っているんです。説明書がまたよく出来てるんですヨ、図と指示記号だけで明快。

鼻歌まじりで仕分け、いよいよ組み立てとあいなりました。

まず支えとなるH字型をつくり、そこに土台になる板を載せます。H字の横棒に酷似した別の棒があってやや迷いましたがうまくいき、土台にする四角い板もぴったりはまりました。

次いで、両側に来る長方形の板二枚に、引き出し用のレールを取り付けて行きます。これまた図面を凝視に凝視を重ね、われながら見惚れるほどの出来。

土台板の両脇にねじをはめ込み、いったん床に垂直にして、左右に縦長の板を「コ」の字になるようはめ込みます。

で、「コ」から「凹」へヨッコラショと起こすんですが、逆風が吹き始めたのはここから。

思いのほかの重さで左右の板が自力で立たない。手を放すとグラッとなり、支えのねじのところでバキンと壊れそうになる。

ここで壊れてしまっては一巻の終わり。

安い家具、とはいえ280ユーロ(約4万円)が右から左へドブに投げ捨てたも同然になるわけですからね、様子をのーんびり見に来たオットに必死の形相で手助けを求めます。

オットはしかし、不器用にかけては右に出るものはない男、左右の板を平行に保たせねばならぬところ、
「このほうがかっこよくない?」
と、何の気なしに上部を寄せて三角形に近いカッコにしたりする。

「そ、そんなことしたら折れちゃうでしょうがッ」

ワタシは説明書をにらみ背後に入れる板を差し込みますが、これまたスルスルと入らず。それでもなんとか押し込み、人差し指でつついたら倒れそうながら、自力で立ちました。

倒れる前に、上から板をはめてしまいます。ここですでに青息吐息、でもこれから6つある引き出しを組み立てなければなりません。

座ったままできるからラクチンとふみましたがとォんでもない、ねじをまわすのも20箇所以上もあると相当に力が要りました。

休んで翌日に持ち越したいところながら、古いほうの物入れからぶちまけたTシャツ類がそのへんに山となっている都合上そうもいかず。

晩ごはんの時間も迫っている、という切迫感のなかで、最後は肩で息しながら完成をみました。

その疲労感といったら、次の日に熱が出て寝込んじゃったほどでした。


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世界のユダヤ系家庭ではただ今クリスマス同様のプレゼントのもらえる行事「ハヌカ」の真っ只中です。「スマホったらスマホ」という10歳のムスコに「だめです、他のもの」と、ただ今最前線で攻防中。

前菜は、アボカド、レモンで
主菜は、タラのムニエル、インゲン塩茹で、櫛状に包丁を入れてオーブン焼きにしたじゃがいも(最近日本で流行ってるんですってネ、カタカナのちゃんとした名前もあるはず。北欧のレシピだそうです)


立ち呑み日記・絶品バーガー [ランチ]

いつものパン屋にいつものように行くと、カウンターにいつもはない丸パンが4つ、残っている。ふっくらやわらかそうで、上に白ごまのほかカボチャの種のようなナッツがぜいたくにかかっています。

「新製品?」
と、聞いてみると、
「ハンバーガーのバンズ、レストランの注文品の余りだよ」

コレハコレハととびつきましたね。うちはワルガキ二匹がお昼にいったん帰ってくるし、ハンバーガーといったら大好物です。

ふだんはスーパーのパンコーナーにある特売品のバンズで作りますが、それだって自家製ハンバーガーのおいしさといったら。

肉屋でたった今挽いてもらった肉をさっと焼いてはさむわけですから、ファストフード店のがパッサパサに思えてくるほどです。

作るのも簡単です。

フランスの肉屋の牛挽き肉は客の目の前で挽くものなので、一人前120グラムあて
「形成してください」
と、たのみます。

ひと昔前は肉屋のご主人が石けん箱みたいな型にぎゅっと押しつけて形成してくれましたが、今の肉挽き機は挽き肉が出て来る口がそのまま「型」になっているので、右から左に楕円形が出来上がります。

家に帰ってこれをひとまず冷蔵庫にしまい、フライパンをあつーくしておきながら、薄切りトマト、レタスの葉、それにケチャップとマヨネーズを目の前に準備。

バンズは火にかけた金網でかるーくあたためておきます。

家族一同が食卓に着いたところで冷蔵庫から楕円の挽き肉をとり出してジャッと焼き、薄切りトマトやレタスとともに一気呵成とバンズへはさみこみます。

ケチャップとマヨネーズもたっぷり。

挽き肉は挽きたてなので芯はレアで赤く残しますが、ハンバーガーの場合はでも、ある程度焼きこんだほうがバンズとの兼ね合いからおいしいようにも思います。

マ、このあたりは好みでありましょう。

クックパッドで見かけるレシピでは、バンズまで手作りなさる方がけっこうおられるようです。たかがハンバーガーとあなどるなかれ、なかなか大ごとです。

さて、レストラン仕様の焼きたてバンズ、どんなにスバラシイことになるでしょうか・・

・・結果から先に言いますと、期待過大、でした。

いえね、そりゃもう、まずいわけないんですヨ、しかしただその、なんといいますか・・・

いつもならフォークとナイフを用いて賞味する牛ひき肉ステーキと、ちぎって食べるパンとの合体にアグアグッと噛みつくうちに、
(こんなにもあわてふためいて口に押し込まないとならないとはどうも残念)
テナ気持ちに、なぜかなっていくんです。

(イヤイヤ、おいしいハンバーガーを食べているのだ)
と、思い直してまたひと口。するとまた、
(せっかくの肉と、それに上等なバンズ「なのに」、一気にかぶりつくのは惜しいなあ)・・

・・この矛盾はどこから来るんでしょうか。どうやったらこのジレンマから抜け出せるのか。ハンバーガーにはやっぱり、多少なりとも「ジャンク」の部分が残っている方がいいんでしょうか。


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歩きながらパチリ。目の前の橋は映画「ポンヌフの恋人たち」のポンヌフです。

前菜は、トマトとツナのサラダ
主菜は、鶏ロースト、じゃがいもロースト、いんげん塩茹で、グリーンサラダ

立ち呑み日記・露店どら焼き [おやつ]

「ドラヤキってさあ、」
と、アジア食材店に行ったら、店頭に届いたところの段ボール入りどら焼きの梱包を解きつつレジを守っていたベトナム人のご主人に話しかけられました。
「日本じゃ露天商の作り売りのほうがやっぱり安いんでしょ?」

ベトナムでこのテのお菓子といったら露天商の独壇場で、パリのクレープ屋のごとくその場で作り売りするものだそうです。

しかも、安い。

どら焼きは二枚のパンケーキの間に餡子をはさむだけだからいかにも露天商向き、とのご主人の見立て。

「どら焼きの屋台なんて日本で聞いたことないなあ」
と、ワタシは首をひねりました。

おまつりの屋台ならひょっとしたらないこともないのかもしれませんが、街角のたこ焼き屋台や焼きそば屋台みたいな感じでどら焼き屋台って、あるの?

「日本人があんなに好きなお菓子なのに?」
と、ご主人はにわかに信じられない様子。「フランスのクレープみたいなもンでしょうが」

ウーム・・と、ワタシ考えこんじゃいました。どら焼きってフランスにおけるクレープと同等なんでしょうか。

在仏日本人はアジア食材店でどら焼きを見つけると、
「これはまためずらしい」
と、まあ確かに小躍りしますが、日本国内ではどうなんでしょう。

『ドラエもん』の大好物ですが、この設定は藤子不二雄の故郷富山で冠婚葬祭の贈答品といったらどら焼きというほど親しみのある食べ物だっからなんですってネ。

日本でどら焼きというと、ワタシなど家庭のおやつ用というよりは、のし紙つきの贈答品の印象の方が強いです。

でも、目の前でサッとつくってくれる露店のどら焼き屋さんって、なんだかどうも美味しそうではないですか・・

・・と想像してみたら、存在しない方が不思議なくらいの気持ちになって来ました。

そこでみなさん、今後日本のどの街角にも出没することになるはずの(たぶん)、露店どら焼き屋のおしながきを考えてみようではありませんか。

どら焼きといえば餡子ですが、宮城県では生どら焼き、通称「生(なま)どら」が名物で、生クリームやカスタード、チョコやジャムなどはさんであるのだそうです。

どうです、生どらこそ露店どら焼きにうってつけ。

どら焼きの露店は、店員さん側にパンケーキを焼く鉄板、手前のお客側に「あん」の冷蔵ケースで構成されます。

定番はどうあっても餡子、つぶ餡、こし餡、胡麻餡なんかも欲しいところです。

いちご大福みたいな感じに、プラス料金でフルーツのトッピングできる、というのはどうでしょう。チョコ&バナナや、マロンとカスタードのモンブランどら焼きなど人気を呼びそうです。

甘味だけでなく軽食系も欲しいところ。

肉まん風の肉どら焼きなんてどうでしょう、カワのほの甘さと塩味肉あんが織りなす甘じょっぱの妙味。

ワタシとしては、スモークサーモンとサワークリームをはさんだ「ノルウェーどら焼き」(と命名してみる)を、ぜひとも賞味してみたいです。

アジア食材店のベトナム人のご主人は、日本でどら焼きといったらクレープのように誰もが街角のそこかしこで歩き食べしてる、と、信じて疑わなかったそうです。


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もう12月なのに秋っていう感じですよネ。ただ今世界温暖化に関する国際会議がパリで開かれているところですが。

前菜は、カボチャのポタージュ
主菜は、七面鳥ささ身のムニエル、ベシャメルソースとねじりマカロニ&カリフラワー、グリーンサラダ

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