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立ち呑み日記・小松菜 [主菜]

「コマツナ」
と、いつも行くマルシェに最近出店始めた農家直営屋台をのぞきこんだら葉モノを指さして言うので、ヘーエとなりました。

「小松菜?」
と、おうむ返しに、とはいえフランス語風に唇を大きく動かして一文字ずつハッキリ発音するのではない純然たる日本語の、わが生まれ育った東京近郊風アクセントで聞いてみれば、
「ウィ、コマツナ」

小松菜なんて久しぶり。だいいちパリの街角で出合うなど、四半世紀住んでますが初めてです。

小松菜、関東一円の方なら昔ッからおなじみですよネ。お正月のお雑煮にも必要不可欠です。東京江戸川区小松川で栽培が始まったところから、小松菜。

ただ、あまりに身近過ぎて、その存在やありがたみをつい軽んじちゃうキライがあるんですよねえ・・

「ほうれん草のおひたし」と「小松菜のおひたし」、
とこう並べるとわかりますが、ほうれん草のほうがより国民的存在感がある(ような気がする)。

クックパッドをひもとくと、ほうれん草のおひたしは2000レシピ、小松菜のほうはその半分の1000レシピ、やはり水をあけられています。

ほうれん草のほうが鉄分多いですしね。でもカルシウムは小松菜のほうが多いです。

「小松菜をせっせと食べましょう」
日本の妊娠出産本にも書かれてました。

(そういや小松菜食べたいナ)
と、ワタシも妊娠中、日本から取り寄せたところを読みながら、おひたしやお雑煮のおつゆにチラリと思いを馳せました。

「チラリと」というのがミソで、あまりにも昔からの馴染みなのでチト軽視し、強くは求めなかった。

食べると美味しいんですヨ。小松菜にはほうれん草の土っぽさとは違う、青っぽい風味があります。

何十年来パリに住んでいる知り合いの高齢日本婦人が開腹手術を東京で受けるため一時帰国して入院した折、病院食が万事和風だったのが
「めずらしかったワァ」
と、パリに戻ってからも興奮さめやらずだったことを思い出しました。

入院初日のすぐの食事におひたしが、それもパリの自宅で茹でるほうれん草と見た目は同じながら風味も食感も違い、でも明らかに遠い昔になじんだ記憶のある青菜というので、
「これ何かしら、おいしゅうございますわね」
と、隣りのベッドで身を起こしている、自分と同年輩のご婦人にウキウキ話しかけた。

「小松菜がそんなにおめずらしいんですの?」
と、お隣りからぎょっとした声が返って来たそうな。

かように、海外生活の中で小松菜は普段忘れ去られているんですね。

しかし今日は、小松菜がその存在を示威してきたんです。これはぜひとも手に入れなければ。

日本で見かけるのとやや異なり、葉が深緑色でぶ厚いのはイル・ド・フランスの土のせいなのか、はたまた小松菜をよく知らぬ農家の方の育て過ぎか。

「カラシナと混ぜます?」
と、聞かれたのにもびっくりしました。

日本でからし菜と小松菜の混合料理などそうないと思うんですが、パリではいずれ馴染み薄ということで抱き合わせで売ることにしたそうです。

デワデワ懐かしい小松菜。

ナムルにしましたらもう、もう、とおってもヨロシく、あっという間になくなりました。


P1000575.JPG
はっ。またしても写真とり忘れた。大急ぎで窓からパチリ。奥の光はノートルダム寺院です。

前菜は、アボカド・レモンで
主菜は、輪切りにんじんのたっぷり入った牛肉の赤ワイン煮、千切りじゃがいものお焼き、マーシュサラダ


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ぼんぼちぼちぼち

へー、フランスで小松菜でやすか。
そういえばほうれん草ほどメジャーではないでやすね。
カルシウムいっぱいなのでやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-12-08 18:49) 

ぐちぐち

そう、カルシウムいっぱいでやすよ。ぼんぼちぼちぼちさんもぜひ。野菜高騰の今年の日本で小松菜はお手頃価格だそうです。
by ぐちぐち (2016-12-14 19:57) 

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